こんな授業です
取材許可まで6年、撮影2年—–
初めて日本の刑務所にカメラを入れた圧巻のドキュメンタリーが飯能で上映です。
【上映日時】2026年10月31日(土)全2回上映 ①10:30〜13:00(開場10:00)②16:15〜19:00(開場16:00)
【会場】飯能市民活動センター7階 多目的ホール
【主催・お問い合わせ】読書の森 bookclub.dokushonomori@gmail.com
事前申し込みは不要です。会場でお待ちしております。
【作品紹介】
ぼくたちがここにいる本当の理由
過熱する犯罪報道、
厳罰化を叫ぶ声一 けれど私たちは、この国の「罪」と
「罰」について多くを知らない。
「島根あさひ社会復帰促進センター」は、官民協働の新しい刑務所。警備や職業訓練などを民間が担い、ドアの施錠や食事の搬送は自動化され、ICタグとCCTVカメラが受刑者を監視する。しかし、その真の新しさは、受刑者同士の対話をベースに犯罪の原因を探り、更生を促す「TC(Therapeutic Community=回復共同体)」というプログラムを日本で唯一導入している点にある。なぜ自分は今ここにいるのか、いかにして償うのか? 彼らが向き合うのは、犯した罪だけではない。幼い頃に経験した貧困、いじめ、虐待、差別などの記憶。痛み、悲しみ、恥辱や怒りといった感情。そして、それらを表現する言葉を獲得していく…。
処罰から回復へ 今、日本の刑務所が
変わろうとしているー
監督は、『ライファーズ 終身刑を超えて』『トークバック 沈黙を破る女たち』など、米国の受刑者を取材し続けてきた坂上香。日本初となる刑務所内の長期撮影には、大きな壁が立ちはだかった。取材許可が降りるまでに要した時間は、実に6年。この塀の中のプログラムに2年間密着したカメラは、窃盗や詐欺、強盗傷人、傷害致死などで服役する4人の若者たちが、新たな価値観や生き方を身につけていく姿を克明に描き出していく。
映画公式サイトはこちらから
映画は、受刑者たちが過去を語りはじめる姿を映し出します。幼い頃。自分の身に起きたこと、痛みをともなう記憶、感情さえ湧かない経験‥‥。安心できる場がなければ、人は自分のことを話すことさえできなくなってしまいます。刑務所で少しずつ「ことば」を得たことで、自ら犯した罪と向き合う受刑者たち。
これは、刑務所の中だけの話ではありません。人を理解すること、対話すること、そして私たち自身の生き方や社会について、静かに問いかける作品です。



