お知らせ

筑波大学・学生エコツアーで「織協」を案内

2020.10.30


筑波大学の皆さんと織協前で記念撮影

紅葉が少しずつ始まってきた10月23日、NPO法人埼玉ハンノウ大学は、飯能市と一般社団法人奥むさし飯能観光協会が長年共催している「筑波大学・学生エコツアー」で、飯能市の貴重な歴史建築で国の有形文化財にも指定されている旧・飯能織物協同組合事務所建物「織協」の屋内を案内しました。

「織協」は国の文化財審議会文化財分科会で「造形の規範に該当する」として2017年に有形文化財に指定が決定したもので、同文化財は飯能市内では初です。

同棟は、大正11年の建築。飯能周辺地域は、かつて林業とともに織物業が主要産業。同棟は、絹織物が栄えた時代、集散場所として使われた。外観は洋館的デザイン、屋根には日本の伝統的建築物に見られたしゃちほこの棟飾りが乗った独特な姿を今にとどめています。

ハンノウ大学は、現在この本館和室を事務局として使っています。来春には隣接している蔵の修復工事が完了する予定で、その蔵の利活用開始と共に、本館内部を一般に公開するガイドツアーを予定しています。

これは、本館修復のための資金を集めるためのもので、世界中で展開している歴史的建造物と自然景観の保全運動ナショナル・トラストの方式にもとづく活動です。

市民の力で地域の歴史文化を守り、次世代へ繋げてゆく。地域を共に創る、ハンノウ大学の使命のひとつと考えています。